寺 社 建 築


浄 福 寺

大正3年(1575)まで、津村城主秀門の祈願時として受信寺と呼ばれ、天台宗に属していました。元和3年(1617)、秀門の孫によって再興され、浄土真宗本願寺派となり浄福寺と改められました。天保6年(1835)に建築された本堂と、天保8年(1837)に建築された庫裏(くり)の他、鐘楼(しょうろう)や薬医門の山門が残されています。


法 泉 寺

中世に創建され、江戸初期に現在の場所に移されたと伝えられています。浄土宗の寺院で、境内には文政7年(1824)に建築された鐘楼門や宝形造りの本殿と庫裏(くり)が残されています。


光 楽 寺

寛永元年(1624)に建立されたと伝えられ、弘化4年(1847)に建築された本堂は庫裏(くり)と合わせた大型の堂庫裏形式の建物です。このほか、境内には山門が残されています。


小 保 八 幡 神 社

中世に創建されたと伝えられる神社で、小保の町並みは、この神社前の広場で開かれた市が起源であると考えられています。境内には天満宮のほか祇園社・宮地嶽社・粟島宮・水天宮などがあり、桜門・神殿・拝殿が残されています。


願 蓮 寺

榎津の地名起源とされる榎津久米之介によって、天文5年(1536)に創建されたと伝えられています。浄土真宗大谷派に属し、薬医門の山門、宝歴3年(1753)に建築された本堂、大正2年(1913)に建築された鐘楼などが残されています。


光 福 寺

元亀2年(1571)、創建の曹洞宗寺院です。山門をはじめ、元治元年(1864)に建築された観音堂や庫裏などが残されています。


正覚院

山門脇の八坂神社の祈祷寺として、榎津城の跡地に創建されたと伝えられています。浄土宗に属し、山門や、1916(大正5)年に建築された本堂などが残されています。


天 満 神 社

榎津には天満神社が本町・水入町・出来町・長町・向町・裏町の6社あります。本町には天神が三体、他は一体づつ祀られています。本町の天満神社には大正末期まで鳥居の位置に桜門があったと伝えられています。


八 坂 神 社

文久3年(1863)に建築された流造の神殿のほか、拝殿などが残されています。